2026/3/12 06:19

新規事業の営業方法は?3分類の手法と成果を出す6つのステップを解説

新規事業の営業が難しい4つの理由

既存顧客への営業と新規事業の営業は、出発点からして異なります。既存顧客へのルート営業は、すでに信頼関係があり、自社の実績も相手に伝わっている状態で行われます。一方、新規事業の営業は信頼関係ゼロ・認知度ゼロの状態からスタートし、顧客が課題を感じているかどうかすら確認できていない段階で動き始めなければなりません。

中小企業庁の調査によると、新規事業展開の課題として「新たな販路の開拓」を挙げた企業は51.6%、「PR不足」47.3%、「営業・マーケティング人材の不足」46.6%にのぼります(2023年)。この3つが上位に並ぶ事実は、新規事業の営業が単なる「営業力の問題」ではなく、構造的な制約の重なりによって難しくなっていることを示しています。

また、中小企業白書の分析では、成長性の高い企業と低い企業の間で、創業時の「取引先拡大に向けた営業力」の保有状況に明確な差が見られます。営業力は事業が軌道に乗った後ではなく、立ち上げ初期から問われる要素です。

新規事業の営業が難しい理由は、次の4つの構造的制約が同時に重なっている点にあります。それぞれの制約が、後の章で説明する手法選定にも直接影響します。

1. 認知度ゼロ:接点を作る前段階から始まる

既存事業であれば、社名や製品名を出した時点で相手にある程度の文脈が伝わります。しかし新規事業では、ブランド認知も導入実績もない状態でアプローチするため、「何の会社か」「なぜ連絡してきたのか」という説明から始めなければなりません。

この状態では、担当者に電話がつながっても「聞いたことがない会社からの営業」として処理されやすく、メールは開封されないまま埋もれることも多い。門前払いや担当者不在が続くのは、営業担当者のスキルの問題ではなく、認知がない状態でのアプローチが構造的に不利だからです。

つまり、新規事業の営業では「アプローチする」前に「認知を作る」プロセスが必要になります。この認知獲得のコストが、既存事業の営業にはない追加負荷として発生します。

2. ニーズ未検証:顧客課題が仮説の段階にある

新規事業がPMF(プロダクト・マーケット・フィット)を迎える前の段階では、「顧客がその課題を本当に感じているか」自体がまだ仮説です。社内で「こういう課題があるはずだ」と想定して作った提案が、実際の顧客には刺さらないケースは珍しくありません。

この段階で「売ること」を優先すると、的外れな提案を繰り返すことになります。顧客が何に困っているか、どの程度の優先度で課題を認識しているかを先に確認しなければ、提案の精度は上がりません。PMF前の営業では、「売る」より「聞く」ことが効率を左右します。

3. 勝ちパターン不在:属人的な営業から抜け出せない

既存事業には、長年の営業活動を通じて蓄積された「こういうターゲットに、こういう切り口で提案すると決まりやすい」という経験則があります。新規事業にはそれがありません。

成功事例がない状態では、営業担当者それぞれが試行錯誤を繰り返すことになります。ある担当者がうまくいっても、その理由が言語化されていなければ他のメンバーには再現できません。KPIが設定されておらず、商談の記録も残っていなければ、何が効いて何が効かなかったかを振り返る材料がなく、改善サイクルが回りません。

結果として、営業成果が特定の個人のスキルや人脈に依存したまま固定化されます。これが「属人化」の正体であり、新規事業の営業が組織として機能しにくい根本的な理由の一つです。

4. リソース不足:限られた人員・予算・時間で動かす必要がある

新規事業の営業チームは、多くの場合、専任担当が数名以下という体制で動いています。既存事業の営業と兼務しているケースも少なくありません。この状況で、成果が見えにくい手法に工数を分散させると、どの手法も中途半端になります。

リソースが潤沢であれば複数の手法を並行して試すことができますが、限られた体制では手法の選択と集中が成果の差を生みます。「とりあえず全部やってみる」という発想は、リソースが十分な組織には有効でも、新規事業の立ち上げ期には機能しにくい。何をやらないかを決めることが、何をやるかと同じくらい重要です。

この制約があるからこそ、次章で説明する手法の分類と選定基準が実務上の意味を持ちます。

新規事業で使える3つの営業手法

新規事業の営業手法は、「どのように顧客との接点を作るか」という観点から3つに分類できます。アウトバウンド型・インバウンド型・間接型です。それぞれ、接点の作り方だけでなく、成果が出るまでの時間軸やコスト構造も異なります。

どれが優れているという話ではなく、事業フェーズや自社のリソース状況によって、どの手法を優先するかが変わります。まず全体像を把握したうえで、次章の選定基準に進んでください。

アウトバウンド型:こちらから接点を作りに行く手法

アウトバウンド型は、企業側から能動的に顧客へアプローチする手法です。テレアポ・メール営業・飛び込み訪問・展示会出展・DM送付などが代表的な手段として挙げられます。

最大の特徴は即効性です。リストさえあれば翌日からアプローチを開始でき、顧客の反応を直接確認しながら仮説を検証できます。新規事業の初期段階で「どのターゲットに刺さるか」「どのメッセージが響くか」を素早く試すには、アウトバウンドが現実的な選択肢になります。

一方、認知度がない状態では接触率が低くなりやすいという構造的な課題があります。ターゲットの精度が低いと、アプローチ数に対して反応が得られる割合が下がります。アウトバウンドの成否は、手法そのものよりも「誰に当たるか」のリスト精度に左右される部分が大きいです。

インバウンド型:顧客が自ら接触してくる仕組みを作る手法

インバウンド型は、顧客が自ら情報を探して接触してくる状態を作り出す手法です。SEO・コンテンツマーケティング・SNS発信・ウェビナー・ホワイトペーパー・リスティング広告などが含まれます。

インバウンドで獲得したリードは、すでに課題意識を持って接触してきているため、見込み度が高い傾向があります。アウトバウンドのように「まず接触してもらう」ための工数が不要で、商談に入るまでのプロセスがスムーズになりやすいです。

ただし、仕組みが機能するまでに時間がかかります。SEOやコンテンツは公開直後から成果が出るわけではなく、認知度がゼロの段階では特に立ち上がりが遅くなります。アウトバウンドで短期の仮説検証を進めながら、並行してインバウンドの仕組みを育てていく設計が現実的です。

間接型:第三者を介して接点を広げる手法

間接型は、既存顧客・知人・パートナー企業などの第三者を介して新規顧客との接点を作る手法です。紹介営業・代理店活用・アライアンス・業務提携などが代表的な形態です。

間接型の強みは、信頼関係を起点にしている点です。紹介者の信頼が先に伝わった状態でアプローチできるため、初回接触からの温度感が高く、商談化しやすい傾向があります。リソースが限られた新規事業において、費用対効果の観点から優先度を上げやすい手法の一つです。

中小企業白書によると、新事業展開に成功した企業の64.9%が「顧客・取引先の要請やニーズへの対応」を事業展開の背景として重視していたことが示されています。既存の顧客基盤や取引先との関係を起点にした営業は、新規事業の初期においても有効な接点創出の手段となりえます。

ただし、間接型は既存の人脈や関係性の質に依存するため、ゼロから構築するには時間がかかります。既存事業の顧客基盤がある企業ほど活用しやすく、スタートアップや立ち上げ直後の事業では他の手法と組み合わせる必要があります。

自社に合った営業手法の選び方

手法の全体像を把握したとしても、「では自社はどれを選べばいいか」という判断は別の問題です。手法の優劣は状況によって変わるため、自社の状況を3つの軸で整理することが判断の出発点になります。

軸①は事業フェーズ、軸②はターゲット特性、軸③は自社リソースです。この3軸を順に確認することで、選択肢を絞り込みやすくなります。

軸1. 事業フェーズ:仮説検証期か拡大期かで優先手法が変わる

PMF前の仮説検証期と、PMF後の拡大期では、営業に求められる役割が異なります。

仮説検証期は、「誰に・何を・どう売るか」がまだ固まっていない段階です。この時期に大規模なインバウンド施策やパートナー開拓に投資しても、提案内容が定まっていなければ効果が出にくい。まずアウトバウンドで少数の見込み顧客に直接アプローチし、ヒアリングを通じて仮説を検証することが優先されます。「売る」より「聞く」ことに重点を置く時期です。

PMF後の拡大期に入ると、「誰に・何を・どう売るか」の輪郭が見えてきます。この段階では、再現性の高いインバウンドの仕組みや、信頼関係を起点にした間接型の比重を高めることで、営業活動をスケールさせやすくなります。アウトバウンドは引き続き活用しつつも、仕組みとしての営業チャネルを育てていく段階です。

軸2. ターゲット特性:顧客の情報収集行動から逆算する

ターゲットが「課題を感じたとき、どのように情報を集めるか」を起点に手法を選ぶと、アプローチの接触率が上がります。

能動的に検索して情報収集する層(例:IT担当者・マーケター・経営企画など)には、SEOやコンテンツマーケティングが有効です。課題を認識した瞬間に検索行動が起きるため、インバウンドで接点を作りやすい。一方、情報収集を自発的に行わない層や、課題をまだ認識していない潜在顧客には、アウトバウンドで課題を喚起しながらアプローチする方が現実的です。

ターゲット選定の基準が曖昧な場合は、業種・企業規模・担当者の役職・想定される課題の4点を仮説として書き出し、優先順位をつけることから始めてください。「全業種・全規模」を対象にしたリストは、どの手法を使っても効率が落ちます。

軸3. 自社リソース:人員・予算・時間の制約から逆算する

リソースの制約は、手法の優先順位を決める最も現実的な判断材料です。

営業専任が少ない場合は、即日動けるアウトバウンドと、信頼関係を起点にした紹介営業の組み合わせが現実的です。どちらも大きな初期投資なしに始められます。予算に余裕がある場合は、展示会出展や広告配信も選択肢に入ります。ただし、展示会は出展コストだけでなく、事前準備と当日・事後のフォロー工数も含めて判断する必要があります。

時間軸の制約も重要です。「3ヶ月以内に初受注が必要」という状況であれば、立ち上がりに時間がかかるSEOやコンテンツマーケティングを主軸にするのは現実的ではありません。短期で成果を出す手法と、中長期で仕組みを育てる手法を分けて考えることが、リソース配分の基本的な考え方になります。

新規事業の営業を軌道に乗せるには?

手法を選んだ後、実際にどう動くかが成果を左右します。新規事業の営業は、ターゲットリストの作成から始まり、初期アプローチ・ヒアリング・提案磨き込み・KPI管理・勝ちパターンの型化という6つのステップで進めることで、属人的な試行錯誤から再現性のある営業プロセスへ移行できます。

各ステップは前後で連動しており、順序を飛ばすと後工程の精度が落ちます。特にステップ①のリスト精度と、ステップ③のヒアリング内容は、後続のすべてのステップに影響します。

ステップ1. ターゲットリストの作成:優先順位をつけてアプローチ先を絞る

最初に行うのは、アプローチ先の絞り込みです。業種・企業規模・担当者の役職・想定される課題の4点を仮説として組み合わせ、優先度の高い企業・担当者のリストを作成します。

リストの精度は、後続のすべてのステップに影響します。精度が低いリストでアプローチを続けると、アポ率が上がらないまま工数だけが消費されます。「とにかく数を当たる」より「誰に当たるかを絞る」ことに時間をかける価値があります。

仮説が固まっていない段階では、まず少数のターゲットに絞ってアプローチし、反応を見ながらリストの条件を調整していく方法が現実的です。ステップ③のヒアリング結果を反映してリストを更新するサイクルを回すことで、精度が上がっていきます。

ステップ2. 仮説に基づく初期アプローチ:接点を作り反応を確認する

リストが準備できたら、選んだ手法(テレアポ・メール・紹介依頼など)で初期接触を行います。このステップで重要なのは、目的の設定です。

初期アプローチの目的は「受注すること」ではなく「ヒアリングの機会を得ること」です。この認識がずれていると、初回接触で製品説明や価格提示を急ぎすぎて、相手に警戒感を与えてしまいます。「課題についてお話を聞かせてください」という姿勢でアプローチする方が、次のステップへの転換率が高くなります。

反応率や返信率を記録しておくことも重要です。どのターゲット属性・どのメッセージで反応が得られたかを蓄積することで、ステップ①のリスト精度の改善につながります。

ステップ3. 顧客ヒアリング:仮説を検証し課題を深掘りする

ヒアリングの場では、「売る」ことより「聞く」ことを優先します。把握すべき情報は3点です。顧客が抱えている課題の内容、その課題の優先度・深刻さ、そして意思決定のプロセス(誰が決裁するか・どのタイミングで判断するか)です。

この3点が把握できていないまま提案に進むと、的外れな内容になりやすい。特に意思決定プロセスは見落とされがちですが、担当者が「良い」と思っても決裁者が動かなければ受注には至りません。

ヒアリングで得た情報は、次のステップ④の提案内容に直接反映させます。「聞いたが活かさなかった」では意味がないため、ヒアリング後に情報を整理して提案の修正点を明確にする習慣をつけることが重要です。

ステップ4. 提案内容の磨き込み:ヒアリング結果を提案に反映する

ヒアリングで把握した課題・優先度・意思決定プロセスをもとに、提案内容を調整します。自社のサービスや製品の特徴を一方的に説明するのではなく、「顧客のこの課題に対して、自社はこう貢献できる」という構造で提案を組み立てることが基本です。

1社のヒアリングだけでは、その顧客固有の事情が反映されすぎることがあります。複数の顧客からフィードバックを重ねることで、「多くの顧客に共通する課題」と「特定の顧客だけの事情」が分離され、提案の訴求ポイントが絞り込まれていきます。

提案内容の変更履歴と、その変更後の成約率の変化を記録しておくと、ステップ⑤のKPI管理と連動させやすくなります。

ステップ5. KPI設定とPDCA:数値で営業活動を管理・改善する

営業活動を改善するには、何が起きているかを数値で把握する必要があります。架電数・アポ率・商談化率・成約率を基本のKPIとして設定し、週次または月次で振り返る習慣をつけることが出発点です。

KPIを見ることで、どのステップにボトルネックがあるかが見えてきます。アポ率が低ければリストかアプローチ方法の問題、商談化率が低ければヒアリングか提案タイミングの問題、成約率が低ければ提案内容か意思決定プロセスの把握不足という形で、改善の優先順位が明確になります。

SFAやCRMツールを活用して顧客情報・商談履歴を一元管理することで、フォロー漏れを防ぎ、振り返りの精度も上がります。ツールへの記録が習慣化されていないと、数値は取れても「なぜその数値になったか」という定性的な文脈が失われ、改善の手がかりが薄くなります。

ステップ6. 勝ちパターンの型化:属人的な営業から組織営業へ移行する

成約した商談のプロセス・トーク内容・提案構成を記録し、チーム全体で共有できる形に整理します。「なぜ決まったか」を言語化することが、型化の核心です。

型化が進むと、新しいメンバーが加わったときの立ち上がりが早くなります。「あの担当者がいるから受注できる」という状態から、「このプロセスを踏めば一定の確率で受注できる」という状態への移行が、組織営業の基盤になります。

のように商談ログを可視化してハイパフォーマーの営業プレイブックを自動生成する機能を持つツールを活用することで、個人のスキルや経験を組織の資産として蓄積・共有しやすくなります。型化の仕組みをツールで支えることで、記録と共有の負荷を下げながら改善サイクルを継続できます。

営業成果が出ないときのボトルネック診断と改善策

営業活動を始めても成果が出ない場合、問題がどこにあるかを特定することが先決です。感覚で「もっと架電数を増やそう」「提案を変えよう」と動いても、ボトルネックが別の場所にあれば改善しません。

リスト精度・アプローチ方法・商談化率・提案内容・フォロー体制の5点を順に確認することで、どのステップに問題があるかを絞り込めます。

1. リスト精度:ターゲットがそもそもズレていないか

アポ率が極端に低い場合、最初に疑うべきはリストの精度です。アプローチ数に対して反応が得られない状態が続くとき、手法や話し方の問題より先に「そもそも誰に当たっているか」を確認します。

見直しの起点はヒアリング結果です。実際に話を聞けた顧客の業種・規模・役職・課題を振り返り、当初の仮説と実態がどれだけずれているかを確認します。「想定していた課題を感じていない」「決裁権限がない担当者にアプローチしていた」といったズレが見つかれば、ターゲットの定義を修正することが改善の第一歩になります。

2. アプローチ方法:接点の作り方が顧客に合っていないか

リスト精度に問題がないのに反応率が低い場合は、アプローチ手法がターゲットの行動パターンと合っていない可能性があります。

たとえば、メールをほとんど確認しない層にメール営業を続けても反応は得られません。電話を嫌う傾向のある業種や役職にテレアポを繰り返しても、担当者に届く前に断られることが多い。手法を変えるだけで反応率が改善するケースは実際にあります。

ターゲットが普段どのように情報を収集しているか、どのチャネルで接触されることを許容しているかを確認し、手法を切り替えることを検討してください。

3. 商談化率:アポは取れているが商談に進まない場合

アポは取れているのに商談化しない場合、初回接触の内容に問題がある可能性が高いです。よくある原因は2つです。ニーズ喚起が弱く、相手が「話を聞く必要がある」と感じていないケースと、初回接触で製品説明や提案に入りすぎて、相手が「売り込まれる」と感じてしまうケースです。

改善策として有効なのは、初回接触でのヒアリング比率を高めることです。「課題についてお聞きしたい」という姿勢で臨み、相手が話す時間を増やすことで、商談化への転換率が上がりやすくなります。

4. 提案内容:顧客課題と提案がズレていないか

商談はできているのに成約しない場合、提案内容と顧客の課題がずれている可能性があります。最も多い原因はヒアリング不足です。顧客が「本当に困っていること」ではなく、「こちらが解決できること」を中心に提案を組み立てると、顧客には刺さりません。

見直しの起点は、失注した商談の振り返りです。顧客が最終的に断った理由・他社を選んだ理由・提案のどの部分が響かなかったかを確認します。顧客の課題・優先度・意思決定基準を再確認し、提案の構成を組み直すことが改善の起点になります。

5. フォロー体制:商談後の追客が漏れていないか

商談後のフォローアップが漏れることで失注するケースは、営業プロセスの中で見落とされやすい問題です。「検討します」と言われた後に連絡が途絶えたり、複数の担当者が関わる案件で情報共有が不十分になったりすることで、顧客が他社に流れてしまいます。

基本的な対策は、商談後のフォロー日程をその場で決めること、そして顧客情報と商談履歴をSFAやCRMに記録してチームで共有することです。記録がなければ、誰がいつ何を話したかが個人の記憶に依存し、担当者が変わった瞬間に情報が失われます。

ただし、手入力に頼るSFA/CRMでは、記録される情報が「商談しました」「検討中」といった抽象的なステータスにとどまりがちです。顧客がどんな課題を話していたか、誰が決裁に関わっているか、どの懸念点が残っているかといった定性的な情報が残らなければ、次のアプローチの精度は上がりません。

まとめ:新規事業の営業を成功させるために最初に取るべきアクション

新規事業の営業が難しい理由は、認知度ゼロ・ニーズ未検証・勝ちパターン不在・リソース不足という4つの制約が重なっているからです。この構造を理解せずに既存事業の延長線上で動こうとすると、手法の選択も実行の優先順位も的外れになります。

手法はアウトバウンド・インバウンド・間接型の3分類で整理でき、どれが正解かは事業フェーズ・ターゲット特性・自社リソースの3軸で変わります。PMF前の仮説検証期であれば、まずアウトバウンドで少数のターゲットにアプローチし、ヒアリングを通じて「誰に・何を・どう売るか」を固めることが現実的な出発点です。

営業活動の記録・共有・改善を仕組みとして回せるようになると、属人的な試行錯誤から組織として学習するプロセスへ移行できます。手法を選び、実行し、のようなツールで改善を回す。この3つのサイクルを継続できる体制を作ることが、新規事業の営業における最終的なゴールです。

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